~第1回~
浦安鉄鋼団地ってなに?
そういえば、なんでこのあたりってこんなに
鉄鋼扱ってるとこ多いんだ?
え?知らないんですか・・・?
(この人ここで何年働いてるんだ・・・)
知らないな~~~
なんで???
ハァ・・・仕方ないな、
ここは僕が教えてあげますよ!!
本社から車で約10分。大型トラックが忙しなく行交う鉄鋼通りに構えている千曲鋼材の在庫拠点の浦安倉庫。鉄鋼通りの名があらわすように、周りにも多くの鋼材業者や工場、倉庫があります。
この地域は、なぜこんなにも鉄鋼業界が密集しているのでしょうか?
今から遡ること約60年前の昭和30年代、東京オリンピック開催を控えた当時の東京都内の鉄鋼業者は、都内での事業継続に不安を覚えはじめました。そんな時、千葉県がその当時は三方を海と川に囲まれ、交通の便もよくない「陸の孤島」だった浦安の埋立計画を発表しました。これにより、以前から鋼材の流通基地を造ろうと計画していた東鉄連(東京鉄鋼販売業連合会)から約200社が浦安という新天地の獲得に向けて動きだしたのです。その約200社が、後に浦安鉄鋼団地協同組合と名前を変えることになります。
千曲鋼材もその内の一社として当初から鉄鋼団地の発展に携わっており、昭和44年に工場兼倉庫を建設しました。
そして今日に至るまで発展を続け、現在では東京ドーム約23個分もの規模に拡大した浦安鉄鋼団地は、日本最大の鋼材の流通基地となったのです。
結論:鋼材の流通基地としてつくられた!